複数の金融機関から返済しきれないほどの多額のお金を借りている個人を、「多重債務者」と呼んでいます。これは、法律用語として世の中に定着している用語です。この場合の「借金」とは単に家族や知人から借りた数万円が間に合わないというようなレベルではなく、多くの金融機関などで借金をしてしまっていて全く返せるあてもなくただ利子がどんどん増えている状況に陥っているような借金のことを言っています。
多重債務者となってしまうと、毎日請求書どころか取り立てを受けるようになり、恐怖に怯えながら生活をするようになってしまっていることがほとんどとなります。債務整理を使うことで、そのような多重債務者として先の見えない苦しみからの問題解決方法になるのです。
債務整理のための手続きには任意整理・特定調停・自己破産・個人(民事)再生の4つの種類があります。このうちどれを手続きするかは多重債務者の条件によって行う選択が異なってきます。その手続きは勉強をすれば自力で行なうこともできますが、通常は弁護士や司法書士に相談や依頼をしてしかるべき処置をとってもらうことになります。それはもちろん有料になりますが、債務整理を行なうことで膨大な借金の額が減り、返済のめどがつくことを考えれば、デメリットよりもメリットの方がはるかに大きくなります。。
債務整理を行うことで、場合によっては減額どころではなく借金そのものがチャラになることもあります。借金地獄に陥っている方は、あきらめずまずはこの債務整理をすることを検討してみるとよいでしょう。